2017.01.04フォトアーカイブ「昭和の公団住宅」

今回は、マンション管理とは関係がありませんが、一冊の本をご紹介させていただきます。それは『昭和の公団住宅』(星雲社)という写真集です。かつて『The KEY』『The New KEY』という団地新聞がありました。その取材記者で編集長も務めた長谷田一平氏が編集した本で、『The KEY』『The New KEY』の報道写真約13万点の中から328点、143もの団地を厳選掲載した一冊です。

日本住宅公団が設立されたのは昭和30年のこと。中堅所得者向けの住宅供給がはじまり、「団地族」という言葉が流行語になりました。それまでは木造長屋や木賃アパートが当たり前であった中で、鉄筋コンクリート造りで、食事室と寝室を完全に分離し、内風呂付きで流し台はステンレス、水洗トイレで用を足す。まさに、日本が戦後復興を果たし、近代化への道のりを歩み出した時代です。

この本には、そうした当時の公団住宅の雰囲気や、夏祭り、近隣小学校の運動会など、日常を感じられる写真が満載です。さらに、昭和40年代後半に皇太子殿下(現・天皇陛下)が公団住宅を視察したという貴重な写真までが掲載されています。

現在のマンション生活の原型とも言えるライフスタイルの歴史を彩った一冊を読み、現在の暮らしの礎を感じてみてはいかがでしょうか。

書籍情報 『フォトアーカイブ「昭和の公団住宅」』
編者/長谷田一平
発行/智書房
発売/星雲社
A5 判・211ページ
定価/2,000円+ 税
2015年10月10日発売
ISBN978-4- 434-211546

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